繊細な人、HSPさんは人一倍刺激に弱く、あらゆることに神経を使うため、「会社に行くだけで疲れてしまう」「仕事がやりづらい」と感じている人が多くいます。
このような悩みに対し、今回この記事では下記についてお話します。
- HSPの人に適した仕事タイプ別6選!人と関わる仕事でも種類によっては大丈夫
- おすすめな仕事の探し方!仕事選びのコツ
- HSPが仕事をする上で心掛けたいこと
私は強度のHSPですが、合う仕事と合わない仕事どちらも経験してきました。
HSPだから人と関わる仕事はできないと思っている方もいるかもしれません。
この記事を読むと、HSPさんに合った仕事が見つけやすくなります♪
HSPの人に適した仕事タイプ別6選!人と関わる仕事でも種類によっては大丈夫
それでは、HSPに適した仕事を挙げていきたいと思います。
工場でのお仕事
工場と一言で言っても、工場での作業は様々です。
- ピッキング作業
- ライン作業
- フォークリフトでの作業
どれも、人と全く関わらずにできるわけではありませんが、1人で黙々と作業ができるタイプのお仕事です。
「単純作業が苦ではない」という方は、工場での作業員は向いている可能性が高いです。
ですが、肉体労働となるため身体的な疲労は覚悟する必要があります。
職人系のお仕事
続いて、職人系のお仕事を紹介します。
こちらに関しては、正直求人の数が多くないため、職に就けるチャンスそのものが少ないのがデメリットです。
メリットとしては、先ほどの工場作業員と同じく「黙々と一人で作業ができる」ほか、高いスキルを身に付けることができるということです。
- 機織り職人
- 造園職人
- 陶芸家
- ガラス工芸職人
職人というとだいぶ幅が広いと思うのですが、ここでお話する職人は伝統工芸に近いものを指しています。
大工や鳶職などの建築関係は、荒々しい雰囲気のところが多い可能性があるのと、人と協力しながら作業を行わなければならないので、HSPさんには向いていないかもしれません。
ちなみに私の父は旋盤(せんばん)職人なのですが、仕事ではほとんど人と関わることがないそうです。
飲み会も年に一度くらいしかないようで「いいなぁ~」なんて私は思うのですが、立ち仕事で体力も使うため、職人系もやはり肉体的に疲労する職だといえます。
Web系のお仕事
「会社勤めがしんどい」と思っている人に一番人気の分野なのではないでしょうか。
- プログラマー
- システムエンジニア・インフラエンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集
- データ入力
現在、副業で「ブログ」や「動画編集」などが手軽にできる時代となり、稼げる人は副業から本業へと移行する場合も少なくありません。
プログラマーなどのIT系エンジニアもHSPに人気の職ですが、一方で「向いていない」という声もあります。(参考記事:HSPがエンジニアに向いてない理由は?)
人によって合う合わないはそれぞれなので合わない人がいるのも当然ですが、Web系のお仕事はHSPの特性からしてパソコンに向かって黙々と作業できるため、合う人は多いです。
HSPなら一度は「家にいながら人となるべく関わらず仕事ができたらいいのに…」と思ったことあるのではないでしょうか?
これができるに越したことはないとのですが、ノースキルの人がいきなり会社に属さず在宅だけの仕事で食べていくというのは難しいと思っています。
なので本業をしつつ、副業で徐々に収入増やしていく方法をおすすめします。
動物と関わるお仕事
- 動物園・水族館の職員
- ペットシッター
- 牧場
動物が好きであることが前提ですが、HSPさんのような繊細な人は動物と触れ合うことでとても癒されます。
人付き合いで疲れやすいHSPは、動物と触れ合うことで心穏やかに仕事ができるのではないでしょうか。
私の友人に牧場で働いていた子がいたのですが、大好きな動物に毎日触れ合うことができてとても楽しいと言っていました。
ですが、その子の場合住み込みで働いていたため、一緒に働く人とのトラブル等は頻繁にあったようです。
HSPさんは一人の時間を必要としていますので、住み込みでの仕事はおすすめしません。
人と関わるお仕事
- カウンセラー
- セラピスト
- マッサージ師
- 整体師
HSPは自分が精神的にたくさん苦しんできた経験があるため、人の痛みに敏感です。
そうでなくても、人一倍共感力が高く、感情移入しやすい気質なので、悩みを抱えている人の気持ちがよく分かります。
ゆえに、カウンセラーやセラピストは向いていると言えます。
ですが、これらの職は資格が必要なものが多いのがデメリットです。
しかし、最近ではオンラインで、しかもスマホさえあれば勉強ができてしまうという資格取得サイトがあります。
下記のような資格が数万円程で取得出来てしまいます。
学習時間は短いものだと1ヶ月ほどのものもありますよ。
オンライン心理カウンセラー(Smart資格)
心理カウンセリングスペシャリスト(formie)
メンタルトレーニングスペシャリスト(formie)
メンタルヘルス・スペシャリスト(formie)
整体&セラピースペシャリスト(formie)
リンパ&セラピースペシャリスト(formie)
整体セラピープロフェッショナル(ラーキャリ)
興味のある方はご覧になってみてくださいね♪
人と関わりが少ないお仕事
- 製造業
- 清掃員
- 家事代行
製造業は職種によるかもしれませんが、企画開発などでなければひたすら物を作り続ける仕事ですので、人との関りは少ないです。
家事が得意!と言う人は、清掃員や家事代行もおすすめですよ。
おすすめな仕事の探し方!仕事選びのコツ
仕事を選ぶうえで大事なことは、「自分が何をしたくないか」をはっきり明確にしておくことです。
紙に書き出した方が良いですね。
仕事を選ぶ時ってつい「自分はこれがやりたい」「これならできそう」という視点で探してしまいがちですが、これには落とし穴があります。
自分の希望の仕事に就けたらもちろん嬉しいですが、それ以上にやりたくないこと・苦痛なことをやり続けなければならない環境はしんどいです。
HSPさんの場合の例を挙げてみましょう。
- 会議やプレゼンが多くないか
- 電話に出る業務が多くないか
- 静かな職場かどうか
- 1人で作業する時間があるかどうか
このように「これだけは譲れない」というものを決めておいて、それを軸に仕事を探すと入社してからのギャップが少ないですよ。
HSPが仕事をする上で心掛けたいこと
HSPの気質が強めの方は自分に合う職場が見つけづらく、短期離職を繰り返しているというパターンもあるかと思います。
本当は続けたいけど続けられない…という人のために、少しでも今の職場での居心地を良くする方法をお伝えします。
以下の4点がHSPが仕事をする上で心掛けたいことです。
- 職場に馴染めなくても気にしない
- 周りの人と比べない
- 苦手な人とは極力関わらない
- HSPである自分を受け入れる
そもそもHSPさんは「周りを気にしない」ことや「比べない」といったことが苦手です。
私自身がそれでずっと悩んできたためよく分かりますが、気にしすぎな性格なんですよね。
この気質は治そうと思って治せるものでもありません。
気質は変わりませんが、考え方や心の持ち方は変えることができますよ。
「どうやったら気にしないでいられるか。比べないでいられるか。」ではなく、「色々なことを気にしたり、周りと比べてしまう自分でもいいじゃん」と思うことが大切です。
自分を責めたりせず、HSPである自分を受け入れてあげましょう。
まとめ HSPでも自分に合った仕事は見つけられる
HSPでも自分に合った仕事はたくさんあるということが分かりましたね。
HSPにおすすめの仕事は6つのタイプで分けることができます。
- 工場でのお仕事
- 職人系のお仕事
- Web系のお仕事
- 動物と関わるお仕事
- 人と関わるお仕事
- 人と関わりが少ないお仕事
人生100年時代とか言ってますが、このままだと80歳近くまで働かなければならない時代が来るかもしれないですよね。
HSPにはHSPに適した職を選んで、過ごしやすい環境で働きましょう!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。