心理・マインド

「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」と感じるときの原因と対処法は?

仕事に家事に毎日お疲れのみなさま。

ふと「もう何もしたくないしずっと寝ていたい」と思う時があるのではないでしょうか。

  • 朝起きられずなかなか布団から出られない
  • とにかく無気力
  • 1ミリも動きたくない

本記事ではこの状況から脱却したいけどどうにもできない時の対処法をご紹介しています。

管理人
管理人

私も「もう何もしたくないし何もできない」と思うことがよくあります。
人より睡眠時間が長いこともあり、できることならずっと寝ていたいと毎日思っています。笑

こんな人におすすめ!
  • 何もしたくなくなってしまう原因が知りたい
  • ずっと寝ていたい時は寝てても良いのか
  • 無気力から抜け出すための方法が知りたい
  • 長引くと病気なのかと心配になる

何もしたくない!ずっと寝ていたい!その原因は?

人が「何もしたくない」と感じるときとはどのようなときなのでしょうか。

何もしたくなくなるくらい無気力なわけですから、間違いなく良い状態とは言えませんね。
しかし何もしたくない状態を悪いと思う必要はありません。

まずは無気力になってしまう原因を知りましょう。

心身ともに疲れている(ストレス)

一番多い原因として考えられるのが「ストレス」です。

「ストレスは万病のもと」という言葉があるように、ストレスは体や精神面に悪影響を及ぼします。

過度のストレスは免疫力を低下させたり睡眠障害を引き起こすこともあるため、結果的に心身のバランスが崩れて無気力につながる可能性が考えられます。

仕事に追われていたり、子育てや介護など生活の一部となっているものが大きなストレスとなっている場合もあるでしょう。
そうすると休む間もなくストレスは日々蓄積されていきます。

何かに悩んでいる

悩み事というのも、ある意味ストレスの一種ですが人間関係や仕事のことでいつも何かに悩んでいる状態というのは、常に脳をフル稼働させているようなものです。

肉体的に疲れていなくても、精神的な疲れはしんどいものです。

なぜなら悩みに支配されていると、そこから抜け出すことが難しい場合があるということと、「動いてないのになんでこんなに疲れるんだろう…怠けているのでは」と自分を責めてしまうパターンが考えられるからです。

そして「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」という無気力状態に襲われてしまいます。

生活リズムが崩れている

例えば、転職や引っ越しで環境が変わったときは、ストレスを感じやすく睡眠不足にもなりやすいため、生活リズムが崩れやすくなります。

睡眠というのは寝ている間に脳が記憶の整理をしたり、疲労回復などの役割がある重要なものです。
その睡眠が十分に取れず心身の疲れも取れない状態では、食生活も乱れやすくなります。

睡眠不足やストレスは、

  • 甘いものが無性に食べたくなる
  • 暴飲暴食
  • 飲酒量が増える

など食生活や生活リズムを崩す原因をつくりだしてしまいます。

その結果「だるい」と感じる頻度も増えて何もしたくなくなってしまうのです。

ホルモンバランスの乱れ

生理前や生理中は、生理が原因でホルモンバランスが崩れる場合があります。

生理によって女性ホルモンの変動が起こるため、眠気やだるさを感じたり、イライラしたかと思ったら突然落ち込んでしまうという場合もあります。

月経とは女性の体に起こる生理現象ですので仕方のないことですが、日常生活に支障が出る場合やあまりにも辛いときはPMS(月経前症候群)の可能性もありますので、病院で診てもらった方が良いでしょう。

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無気力から抜け出すための方法や対処法

何もしたくない状態に陥ってしまう原因は分かりましたね。
では、肝心の対処法についてご紹介します。

無気力状態の時の過ごし方や考え方について見ていきましょう。

適度な運動をしてみる

最初にお伝えしておきますが、適度な運動が効果的なのは「精神的に疲れている」場合です。

仕事などで肉体的に疲弊して無気力になっている人は、ゆっくり休むことをおすすめします。
「ずっと寝ていたい」は体からのSOSだと思って、たくさん寝ましょう。

心がお疲れの時は、散歩やストレッチなど軽めの運動をしてみると気分がリフレッシュして前向きな気持ちになれるでしょう。

散歩をするなら日が沈む前がおすすめです。
なぜなら太陽の光を浴びることで体内でビタミンDが作られて健康面でも効果的ですし、セロトニンも分泌されるため精神的にも良いこと尽くしです。

ですので、家から出るのがしんどいときはベランダや窓際など家の中で日光浴するのも良いですよ。

睡眠時間と食生活を変えてみる

生活リズムが崩れているとだるさや眠気が抜けませんので、まずは睡眠時間を十分に取ることです。

良質な睡眠のためにも、食事の時間や内容も見直す必要があるでしょう。
過度の飲酒は避けて栄養バランスの整った食事を心掛け、夕飯に関しては寝る前の3時間前には済ましておくことが大切です。

また生活リズムを整えるためにも、できる限り決まった時間に寝起きしましょう。

睡眠と食事は人間が生きるために必要不可欠な要素です。

何もしない

何もしたくないなら何もしないでも良いのです。
ずっと寝ていたいと思うなら、ずっと寝ていれば良いのです。

それだけ疲れているわけですから、気持ちの赴くままに休みましょう。
1日ゆっくり休んだだけでもリフレッシュされることもあります。

ただぼーっと景色を眺めたり、目をつぶって静かな時間を過ごすことも良いのではないでしょうか。

人と話してみる

人と話すことで気分がスッキリしたり、前向きな気持ちになれることもあります。

必ずしも今の状態や悩みを話す必要はありません。
ただ単に、たわいのないお喋りをして笑うことが大切なのです。

「人と話すのが苦手」
「誰とも話したくない」

こんな場合もあるかと思いますので、無理のない程度で話してくださいね。
それと話す相手は重要ですので、いつも自分の話しかしない人や、否定的なことばかり言う人には相談しない方が良いでしょう。

自分の体験談

最後に私の体験談をお話させていただきます。

私は過去勤めていた会社で適応障害となり、休職していた期間が数か月ありました。
その間、何もしたくない状態が長期間続き、結局退職してしまいましたが無気力状態からなかなか抜け出せず…。

金銭的なこともあり、思い切って働きに出たことで新しい環境というストレスは感じながらも、人と話すことでどこか心がリフレッシュしたことを体感しました。

私は人と関わることが大の苦手なので「コミュニケーションって大切なんだ…」と気付いたときは、少しショックを受けました。笑

ずっと家にこもりっぱなしだったため生活リズムも狂いに狂い、筋力や体力もガクッと落ちていたので、精神衛生上良くなかったのでしょう。

しかし、無理をするとまた同じことの繰り返しになってしまうので、自分に合ったペースで仕事をしています。(週4でパート勤務)

日の光を浴びて適度に動き、人と話すことで無気力状態から脱却した体験談でした。

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何もしたくない時の注意点は?NGなことを把握しておこう

何もしたくないし寝ていたいと思うときの対処法とは反対に、やってはいけないことについてもご紹介します。

無気力状態を長引かせたり悪化させる原因となるものは避けなければなりません。

無気力だからといって食事を摂らない

無気力の時って起き上がるのもしんどいので、食事を摂ることすらめんどくさく感じてしまうものですよね。

ずっと寝ていたら夕方になってしまった…なんてことだってあります。

しかしだからといって、何も食べないことは避けましょう。
必要な栄養が補給できなくなるため、無気力状態を長引かせてしまう可能性があります。

また、お酒だけ飲むのも良くありませんし、食事をお菓子で済ませるのもやめた方が良いです。

食欲がわかない気持ちはとてもよく分かりますが、そんな時用にチンするだけで食べられる冷凍食品や、レトルト食品などを常備しておくと良いかもしれません。

私の場合、ベーコンやほうれん草をよく冷凍しているので、めんどくさいときは材料を容器に入れてレンチンするだけでOKなパスタをよく作ります。

本当に「何もない!(卵はある)作るのめんどくさい!」ときは、とりあえず卵かけご飯を食べてます。笑

何もしない自分を責める

先ほど無気力な原因をいくつかご紹介しましたが、何もしたくなくなるほど疲れてしまう原因は多々あります。

例え体力的に疲れていなくても、精神的な不調で身体のバランスが崩れている場合だって十分にあり得るのです。

しかし「何もできない動けないのは怠けているだけなのではないか」と自分を責めるのはよくありません。

自分を責めることでさらに精神的な負荷がかかり、悪循環となります。

「今はそういうときなんだ」「何もしたくないなら素直にその気持ちに従おう」と思って心を休ませてあげてくださいね。

SNSを見る

動きたくなくても布団の中でゴロゴロしながらスマホを触る人は多いはずです。

気分が落ち込んでいて何もしたくない…といった状態の時にはSNSは見ない方が良いでしょう。

なぜなら、SNS(特にインスタグラム)はキラキラした日常をアップしているその人が自分より素晴らしく充実した日々を送っているかのように感じやすいからです。

無気力な時に人と比べるのは禁物です。

SNSを見ることで、なおさら自分はダメな人間なんじゃないかと思い込みやすくなってしまうため、何もしたくない時はスマホの電源を落としましょう。

それに、スマホの画面を見続けることによって脳が休まらないため、1日ゴロゴロ過ごす日でもなるべくスマホは見ないことをおすすめします。

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長引くときやあまりに辛いときは専門機関に相談を

対処法についていくつかご紹介しましたが、無気力状態が長引く場合や、しばらく様子を見ても何もできずに全く動けない場合などは、一度病院で診てもらった方が良いでしょう。

自分では気付かずに精神的な病気にかかっている可能性もありますし、その場合は適切な処置が必要となります。

また、何もしたくない無気力な状態を自分が受け止めていても、家族など自分以外の人から責められる場合もあるかと思います。

なかなか理解してもらえないと余計にストレスを感じてしまいますので、そのような時は専門機関に相談しましょう。

【精神的に辛いときの相談先】

  • 心療内科
  • メンタルクリニック

【育児疲れに関する相談先】

  • 子育て支援センター
  • ファミリーサポートセンター

【介護疲れに関する相談先】

  • 地域包括支援センター
  • 医療機関の相談室

 

まとめ

誰もが「何もしたくないなぁ」「ずっと寝ていたい」と思うものですし、そう思うことは決して悪いことではありません。

毎日頑張った結果、疲れがドッと出て無気力になっている可能性があるので、無気力である自分を認めて心身をリフレッシュしましょう。

効果のある対処法は人それぞれですので、自分に合った方法を試してみてくださいね。

もしも無気力状態が長期間続き、日常生活に支障をきたす場合はメンタル不調が考えられますので、医療機関などを受診して相談することをおすすめします。