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人間関係リセット症候群はHSPに多いって本当?その心理状態や対処方法は?

 

相談者
相談者
人間関係がうまくいかなくなると、全てを白紙に戻してしまう。そしてそれを繰り返している…HSPは人間関係をリセットする人が多いって聞くけど本当?

 

この記事では、上記のような悩みに対し、

  • 人間関係リセット症候群はHSPに多いのは本当か
  • 人間関係リセット症候群の人の心理状態
  • 人間関係をリセットしたくなった時の対処方法

についてお話します。

ストレスがたまると、転職したり引っ越しをしたりSNSアカウントを全削除したりなどの行動に出てしまう人を「人間関係リセット症候群」と呼んだりしますが、今回この記事では人間関係リセット症候群について詳しく解説していきたいと思います。

管理人
管理人
私は人間関係リセット症候群予備軍でした。
そんな私の経験談と、どのようにして対処してきたかについてお話しできればと思います。

人間関係リセット症候群はHSPに多いのは本当か

まず初めに、「人間関係リセット症候群」とはどのようなものなのかについて簡単にご説明しますね。

人間関係リセット症候群とは

その名の通り、人間関係をリセットしてしまう人のことを指します。
それも衝動的でかつ、繰り返してしまう人が多いのが特徴です。

よくある例を挙げてみるとこんな感じです。

  • スマホの連絡先を全削除する
  • 何も前兆なくある日突然会社を辞める
  • 突然SNSアカウントを削除する
  • 誰にも行方を伝えず引っ越す

 

けっこう当てはまってるかも…

心当たりがある…という人はもしかしたら人間関係リセット症候群かもしれませんね。

ですが、人間関係リセット症候群とは病気ではありません。
一つの”気質”のようなものです。

 

HSPは人間関係リセット症候群になりやすいのか

答えはYESです。

HSPが人間関係リセット症候群になりやすい理由を、HSPの心理状態に照らし合わせて考えると理解しやすいかと思いますので、次の項で詳しくご説明します。

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人間関係リセット症候群の人の心理状態

HSPとは、DOES(ダズ)という4つの特性を持ち合わせている人のことをいいます。

DOESとは

  • Depth of processing(処理の深さ)
  • Overstimulated(刺激を受けやすい)
  • Emotional reactivity and high Empathy(感情反応が高い・高度な共感性)
  • Sensitivity to Subtle stimuli(些細な刺激に対する感受性)

 

この特性により、HSPは特に人間関係において日ごろから必要以上に強いストレスを受けています。

学校・職場・ママ友・家族など、人間関係によって人は成り立っていると言ってもいいほど人付き合いは切っても切れないものですよね。

常に付きまとう人間関係に、HSPの人は様々なストレスを抱え込みます。

些細なことで傷つき、小さなことまで気付き、いつも気を遣って生きているHSPは、ある時プツンと糸が切れたかのように、全てを手放そうと思い立つのです。

このような理由から、HSPは人間関係リセット症候群になりやすいと考えられています。

特に、1人になることに抵抗がないHSPさんほど、人間関係リセット症候群を引き起こしやすいです。

 

人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴

HSPの人はその特性から人間関係リセット症候群になりやすいとお伝えしましたが、HSPだけが人間関係リセット症候群になるわけではありません。

人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴を挙げてみます。

  1. 真面目すぎる
  2. 自己肯定感が低い
  3. 他人といつも比べている
  4. 空気を読むのが得意
  5. コミュニケーションが苦手
  6. ネガティブ思考
  7. 1人が大好き
  8. 完璧主義
  9. プライドが高い
  10. マイペース

 

HSPさんのなかで「これは当てはまらないな」という項目もあったかと思いますが、全体的にHSPの特徴がかなり含まれていますね。

またこれは個人的に感じることですが、HSPの中でも特にHSS型の人の方が人間関係リセット症候群になりやすいのではと思っています。

なぜなら、HSS型の人は繊細なのにアクティブな一面をもっているため、転職や引っ越しなど環境が変わることに抵抗がなく楽しむことすらできるからです。

HSS型HSPとは

  • HSS型の割合はHSPの約3割ほど(全人口の6%くらい)
  • 外交的で刺激を求めるがとてつもなく疲れてしまう
  • 人とすぐに仲良くなれるがすぐ距離ができる
  • 好奇心旺盛だけど警戒心も強い

 

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私の人間関係リセット症候群失敗談

10代の頃は「すべてをリセットしたい」が口癖でした。
ずっと人間関係をリセットしたい願望を持って過ごしていたのです。

理由としては学校での自分の存在が空気のようだったからです。

クラスメイトに名前すら覚えてもらえないような学生時代を送りました。

「私のことを知っている人が誰もいないところで一からやり直そう」
「高校を卒業したら私は生まれ変わる」

と強く心に誓ったのですが…。

出来たことと言えば、SNSアカウントを突然削除するくらいでした。

しかしそれから何年も経ち、26歳のある時何もかもが嫌になり、仕事を急に辞めて旅に出ました。

とは言っても、海外に行ったわけでもなく、日本国内を全て回っただけで3か月ほどして帰ってきて、「やっぱりすべてをリセットなんてできないな」と思い、私の人間関係リセット症候群は失敗に終わりました。

結局完全に人間関係をリセットしたことはないのですが、人間関係のリセットについて考える良い機会になったのは確かです。

衝動的な性格は今でも変わらないため、もしかしたらまた同じようなことが起こるかもしれません。

今は家庭もあるため、そうなっては困ると私自身は思っています。

ですので、人間関係をリセットしたい衝動に駆られたときの対処方法も考えてみたいと思います。

 

人間関係をリセットしたくなった時の対処方法

”対処”というと、何か悪いことをしようとしているときにそうさせたないための方法のように聞こえてしまいますが、人間関係のリセットは絶対悪いというわけではありません。

「自分の置かれた状況が今後も続く」ということと、「人間関係をリセットすること」を天秤にかけた時、リセットする方が心の健康を保つことができるのであれば、それは実行しても良いものだと私は考えます。

ですが、中には人間関係のリセットを何度も繰り返していて、やりたくないのにやってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、人間関係をリセットしたくなった時の対処法についても少しお話させていただければと思います。

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人に期待をしない

人間関係においてストレスを感じるときって、期待した結果が返ってこなかったことによる絶望感や悲しみからくるものがほとんどだと思うのです。

多くの人が無意識のうちに心のどこかで「なんで○○してくれないんだろう」と思っていることが多いはずです。

例を挙げてみます。

  • 雑談に入れなくて疎外感を感じる
  • プレゼンでうまく話せず恥ずかしく感じる
  • ミスしたことを怒られる

 

これって全部自分の問題なんじゃないの?

 

確かに、一見すると誰かに期待しているわけでもないようなことですが裏を返せば、

  • 雑談に入れなくて疎外感を感じる ⇒ 声をかけてほしい、話を振ってほしい
  • プレゼンでうまく話せず恥ずかしく感じる ⇒ それでも頑張ったねって褒めてほしい
  • ミスしたことを怒られる ⇒ もっと優しい口調で分かりやすく言ってほしい

と期待しているとも考えることができます。

 

自分勝手すぎるでしょ!子どもじゃないんだから

 

もちろん、心の中で思ったとしてもこれらを口にする人はほとんどいないはずです。
そもそも無意識で思っている可能性の方が高いです。
そして知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまいます。

でもよく考えてみると、自分が無意識に期待していることは、小さな子どもがごねているのと似ています。

会社の人や友人がその期待に答えてくれるわけがないと気が付けば、ストレスの事前回避につながるのではないでしょうか。

もし、「今なんかすごくモヤモヤする…」と感じたら「自分は誰にどんなことを期待したのだろう」と考えてみてください。

「これは仕方ないな」と思えるものならば、それ以上モヤモヤせずに済むかもしれません。

 

距離を置く

いきなり全てをシャットアウトするのではなく、少し距離を置いてみるのも有効な手段です。

現代の連絡手段で一番使われるのはLINEかと思いますので、ちょっと今しんどいなというときは、一時的に「通知オフ」or「非表示」or「ブロック」してみるのもおすすめです。

※ただしブロック機能は相手に気付かれる可能性もあります。

それか、言えるのであれば直接「疲れてしまって当分会えない」と言ってしまうのも良いです。

管理人
管理人
私は直接言ってしまうことの方が多かったです。
親しい人なら言いやすかったですし、もしこれで離れてしまったらそれはそれでいいやと思っていました。

 

SNSアカウントは削除ではなくアンインストール

アカウントを全削除してしまうと元に戻せなくなってしまい、後になって後悔する可能性もありますので、アカウントはそのままにしてアプリを消してしまいましょう!

SNSは向き不向きがあります。

見ているだけで消耗してしまうという人も少なくありません。

SNS疲れほど虚無感に襲われるものはないとすら思ってしまいます。

会社や学校などは嫌でも毎日顔を合わせないといけない環境ですが、SNSはいつでも自分の意志で辞めることができます。

ここではアンインストールをおすすめしましたが、アカウント削除も全然アリです○

 

自分のことを思ってくれる人を大切にする

身近に自分のことを大切に思ってくれる人がいるのなら、その人の存在を大切にし、感謝をすると少し冷静になれたりします。

  • 家族(親・兄弟/姉妹・夫・妻)
  • 親友
  • 恋人
  • 尊敬する身近な先生や上司など

 

「自分のことを大事に思ってくれる人が一人でもいる」と実感することで、全てをリセットしようとしていた気持ちが落ち着いてくることもあります。

もし「そんな人一人もいないんだけど」という場合は…そうですね、私だったらリセットするかもしれません。

海外とかいいですよね。きっと異国の地で一からスタートしてますね。(最後の最後で対処法じゃなくなってしまった。すみません)

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まとめ 人間関係はリセットしても良い

人間関係リセット症候群とHSPの関連性をお分かりいただけましたでしょうか。
HSPの特性は人間関係をリセットしたくなる人の心理にとても似ていましたね。

人間関係をリセットしたくなった場合の対処法はこちらです。

  • 人に期待をしない
  • 距離を置く
  • SNSアカウントはアンインストール
  • 自分のことを思ってくれる人を大切にする

 

時と場合によって、人間関係をリセットするのは悪いことではありません。

現代は、職なんて何度変えても良い時代ですし、住む場所だって自由なのです。
田舎暮らしも流行っていますし、生き方は様々です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。