この記事を書いている管理人の簡単なプロフィール
・結婚1年目
・今年32歳の子なし主婦
・仕事は保育士としてパート勤務中
・夫は5歳年上
・夫の両親が毒親
・自身が強度のHSP、夫は非HSP
私は子どもの頃から結婚願望はありましたが、大人になるにつれ
「あれっ、私結婚向いてないかも( ¨̮ )」
と思うようになり、1人で過ごすことを好むようになりました。
「でもいつか子どもは産みたいし…でも結婚は絶対したくない!!」と矛盾を抱えながら、20代を過ごしていたのですが、30歳になったときに結婚しました。
衝撃的な出会いでもなければ、情熱的な恋愛を経てというわけでもない、HSPである私の体験談をお話させていただければと思います。
- HSPだから結婚できないのではと思っている人
- HSP同士で結婚した方が相性が良いのではと悩んでいる人
- 「このままだと一生結婚できないかも!」と思っている人
結婚できないと思っていた理由
結婚できないのと結婚したくないとでは少し訳が違いますが、私はどちらも感じていました。
私が結婚できない&したくないと思っていた理由はこんな感じでした。
- 他人と一緒に生活なんてできるわけがない…!(と思い込んでいた)
- プライベート空間がないなんて生きていけない
- 自分の性格に合う人なんている気がしない
- 持病があるため理解ある人に出会える気がしない(詳細は割愛します)
やはり一番は「他人との生活なんて考えられない」と思っていたことでしょうか。
元々1人が大好きで、1人でどこにでも行けちゃうタイプだったので、結婚したら自由がなくなってしまう怖さがありました。
あとは、自分の性格ですね。
強度のHSPなので外に出ればいつも気疲れしています。
そのため、私にとって”家”というプライベート空間は、唯一心休まる特別な場所なのです。
(1人暮らししてた時は天国だった)
結婚したら家にいつも夫がいるわけですよ。
結婚前は、そんなの想像しただけで「絶対ムリーーーーー!」でした。
結婚したら夫は家族ですけど、やはり血のつながった両親や兄弟とは違うわけです。
言い方は悪いですけど、”他人”とこれから一緒に暮らすんです。
友達同士でルームシェアとかできてしまう人なら、他人と暮らすことに抵抗はないのかもしれませんが、HSPには考えられませんよね。
ルームシェアができる人は異世界の人たちだと思ってます。笑
HSPにとって「他人と一緒に同じ家で暮らす」ことは、初めての経験であれば尚、とても怖いはずです。
では、そんな強度HSPの私がなぜ結婚したのか?についてもお話します。
結婚を決意した理由
実際は「決意」というほどのものではなく、本当に自然な流れで結婚しました。
交際期間3年での結婚でしたが、実を言うと同棲生活が1年半ほどあります。
同棲が結婚のきっかけに
正直、自分が同棲するなんて昔は信じられませんでしたし、絶対嫌!と思っていたのですが、私の転職と引っ越しの関係で、「このタイミングで一緒に住もうか」となりました。
(どうしても自分のこだわりでもし結婚するなら30歳以降と決めていたので、このタイミングで籍を入れたくなかったのです^^;)
同棲するならいずれは結婚するだろうと思っていたので、私にとっては同棲のタイミングが結婚を決意した瞬間だったのでしょう。
その時私の中で迷いはありませんでした。
そう感じた理由はこちら。
- 最初から「この人なんか違わない!」と本能で感じていた
- よく他人に感じる”違和感”がなかった
- 将来「この人の子どもを産みたいな」と自然と思った
- 怒らない性格の人だった
恋愛経験が少ないので、これまでの経験から語れることは数少ないのですが、これまで出会う人全員に対し「なんか違うんだよな…」と感じていました。
この「なんか」が何なのかは自分でも説明できませんが、こういった直感は絶対に見過ごしたくなかったので、なんか違うと思う人とは離れてきました。
そして27歳の時初めて「なんか違くないんだけど~(@_@)!」と思える今の夫と出会い、ほぼそれだけが理由で交際をスタートさせ、結婚し、今に至ります。
あと最後に書いた「怒らない性格」も重要でした。
HSPって怒る人苦手ですよね。
いつもイライラしている人とか暴言吐く人が近くにいるだけで気が滅入りますし、自分もそれに引きずられてしまいます。
「怒る」「イライラする」って、要は何かしらの不満がある場合に起きる現象ですよね。
夫は、自分の中に生まれた不満を感情で表現せず、解決するための改善を行うタイプだったので、そもそも怒ること自体しない人だったのです。
HSPは繊細で、人のことを自分のことのように考えて気に病む場合がありますので、気性が荒い人とは相性が良くありません。
結婚するにあたって心配だったこと
ただ、結婚するのに心配だったこともいくつかありました。
それは、夫の両親が毒親なことです。
夫の育った家庭は完全に崩壊しており、義父は社会的地位があり世間体をとても気にするタイプでまさかのアル中、義母は自分の子どもを支配下に置いてコントロールするヒステリックタイプです。
結婚となれば、当然両家の親同士の顔合わせや、今後夫の家族との付き合いも生まれてきます。
夫のご両親に会うまで私は「こりゃヤバイぞ」と相当身構えていました。
下手したら結婚できないのでは…?とすら考えていましたね。
夫の両親は夫曰く”外面が良い”タイプで、いくらお嫁さんになる人とはいえ、他人には良い顔をするから大丈夫だと思うとのこと。
実際、その通りでした。
しかし、夫婦仲は完全に冷め切っていてほぼ家庭内別居状態なので、同じ家に住んでいるのに義父と義母それぞれ分けて会いに行きましたし(それも外で)、夫は親と話すのも完全に敬語で、とにかく異様な結婚の挨拶だったと記憶しています。
じゃあ心配事は何もないじゃないかというわけでもなく、今後もし子どもができた場合などまだまだ色々心配なことはあります。
ですが、重要視するべき点は義父母がどんな人かなのではなく、夫がどれだけ自分の味方でいてくれるかだと思うのです。
これはどの家庭でも同じことが言えるのではないでしょうか。
結婚する前に「この人は何かあった時、親より自分の味方になってくれる人か」を見極めたいですね。
HSPは結婚に不向きなのか
確かにHSPで繊細な人にとって結婚はストレスや悩みの種になる可能性は高いです。
- 他人と一緒に暮らすストレス
- 自由な時間が減ることに対するストレス
- 義両親との付き合いが生まれるストレス
これらのストレスからあらゆる悩みが生まれますし、旦那さんがHSPに理解がないタイプの場合、辛い生活になってしまうかもしれません。
しかし、「HSPだからといって結婚に向いていないわけではない」と伝えたいです。
はっきり言って、結婚なんて運と相性とタイミングで出来てるようなもんですから、HSPじゃなくたって上手くいかない人はごまんといます。
私が昔勤めていた職場は、明らかにHSPの人なんて1人もいないような職場でしたが、離婚率が半端なく、職員の半分ほどは離婚歴のある人たちでした。笑
HSPではなくても、結婚に失敗する人はたくさんいます。
逆に、HSPだけど充実した結婚生活を送っているという人もいますよね。
先ほど「結婚は、運と相性とタイミング」と言いましたが、運とタイミングに関しては自分でどうにもできないことが多いので、HSPが結婚する際に気を付けたいのは、「相手との相性」です。
そこを間違えなければ、HSPでも問題なく結婚できます。
まぁ実際結婚生活なんて問題だらけですし、思いもよらない悩みが次々湧いて出てくるものです。
子育ての悩みや、義両親との付き合いや、仕事との両立などなど…
それも全部ひっくるめてパートナーとなる相手がどれだけあなたに関心があり、問題に向き合ってくれるかが重要なのではないでしょうか。
結婚相談所はやめた方が良い?
ところで、HSPは結婚相談所の利用はしない方が良いのでしょうか?
そういった疑問を持っている人もいるかと思います。
「1人が好きだけど、そろそろ結婚したい…。でも出会いもないし、結婚相談所を利用してみようかな」と思っているHSPさん。
結婚相談所は、結婚相手を探しに来ている人たちの集まりですので、パートナー探しには最適な場所です。
しかし、結婚相談所はお見合いパーティーなどと違って、割と高額だったりします。
ですが、その分サポートも手厚く、サクラなどもいないため運が良ければ素敵なパートナーに巡り合える可能性はありますね。
なるべく費用がかからず、安心できる大手の結婚相談所はこちら。
スマリッジ(オンラインで婚活ができて、会費がリーズナブル)
HSPは結婚にマイナスイメージを持っている人が多い?
HSPの人は色々な未来の悪い予測ばかり立ててしまいがちなので、結婚することで起こるかもしれない悪い出来事を結婚前からしっかりイメージしている人が多いです。
なので「結婚して幸せになる!」というドラマや漫画のようなワクワクした気持ちで結婚するよりも、どちらかというと「これから大変な日々が始まるだろう」と身構えている人が多いのではないでしょうか。
私はまさにこのタイプだったので、結婚前にものすごい覚悟をしていました。
そのため、結婚生活で起こる出来事がなんでも”加点方式”になるんですよね。
結婚すると様々な問題にぶち当たります。
でもHSPさんはそんなの最初から分かっていたことなので、あまり動じません。
- 「あれ?意外と結婚生活苦痛じゃないかも」
- 「このくらいは想定内」
こんな具合で考えられれば意外と結婚生活も大変じゃないかもしれません。
非HSPと結婚して感じたこと
最後にこれだけは伝えたいのですが、いくら相手にHSPを理解してもらえているからといっても、「なんで分かってくれないの?」みたいなことはしょっちゅう起きます。
正直、非HSPからしたらHSPが考えていることは理解不能です。
HSPを理解している非HSPであっても、心の中では「気にしすぎ」と思っている可能性は高いです。
実際私もそれはよく感じており、「本当は気にしすぎだって思ってるんでしょ!こんな性格の私のことめんどくさいって思ってるんでしょ!」
なんて言って、夫を追い詰めることもしばしば。最悪です。笑
そんな時は少し冷静になって頭を冷やしています。
- 夫は私の理解者かもしれないが自分とは違う人間であること
- 人それぞれ性格は異なること
お互いが理解し合わないと結婚生活は続きません。
「自分だけが分かってもらいたい!」では夫婦に限らず、どんな関係でも上手くいきませんよね。
HSP同士の方が相性良いの?
結婚するならHSP同士の方が良いんじゃないか?と、HSPの人なら考えたことあるかもしれません。
私はこれまでHSPの人と付き合った経験がありませんので、想像でしかお答えできませんが、HSP同士だからといってうまくいくとは限らないのではと思います。
というのも、「HSP同士だから相性良いに決まってる」という油断から、相手に期待をしすぎてしまう可能性があるからです。
- 同じHSPなんだから私の気持ちを分かってくれるはず
- HSP同士だから穏やかに過ごせるはず
また、相手が不機嫌だったり情緒が不安定だと、それが自分に移ってしまうのもHSPの特徴です。
しかし。
結局のところ「相性が良いかどうか」ですので、もし相性の良いHSPのパートナーと巡り合うことができたら、最強かもしれません。
結局のところ、HSPだろうが非HSPだろうが、結婚で大事なのは「相性」という結論でした。
まとめ
「一生結婚できないと思っていた私が結婚した理由」は以上です。
HSPの人で「漠然と結婚が不安」「他人と暮らすことがストレス」と思っている人は多いと思いますが、HSPであるあなたのことを理解してくれて、相性が良いと思える相手なら問題なく生活することができると思います。
まだ結婚1年目の私が言うのもおこがましいですが、HSPであっても結婚に不向きだなんてことは全くなく、お互いを尊重しあえる相手であれば充実した結婚生活は送れるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。