今回はちょっと耳の痛い話を逃げ癖のある私がしていきたいと思います。笑
まず最初にお話しておきますと、HSPは甘えではありません。
HSPが甘えであるなら、鬱は甘えだと言っているのと同じことになってしまいます。
しかし、「HSPを言い訳に使う」のはナシだと個人的に思っています。
(これはちょっと語弊がありそうなので後ほどしっかり解説します)
ちなみに逃げることは全然OKです。
無理だと思ったら心が崩壊する前に何度だって逃げるべきです。
今回この記事では、下記のことについてお話します。
- HSPは甘えじゃない!他人の言葉は気にするな
- HSPを言い訳にしたらダメなのか
- 逃げ癖がある人に注意してもらいたいこと
HSPは甘えじゃない!他人の言葉は気にするな
HSPとはなんなのかを原点に返って思い出してみてください。
HSPの気質
- 生まれ持って敏感で繊細な気質を持った人のこと
- 気質なので病気ではないが、脳の扁桃体の働きが人より強い
- 性格とも違うため”治す”ことはできない
HSPってちょっと厄介な立ち位置ですよね。
「病気じゃないなら気の持ちようでどうにかなるでしょ」というわけにもいかないからです。
気の持ちようなんかでどうにかなるなら、世の中こんなにHSPが話題になることはありませんし、私だってこのようなブログは書きません。笑
人より繊細で過度に刺激を受けてしまうHSPはとても疲れやすいですし、自分は弱い人間だと思ってしまいがちなので、自己否定も強いのです。
脳の働きが非HSPと違うんですから、甘えで片づけられる話じゃないんですよね。
私はもし願いが一つ叶うとしたら、世の中の非HSPさんに1ヶ月ほどHSPを体験してもらう装置を作りたいです。笑
HSPは甘えだと言う人の心理
「HSPは甘えだ」と言っている人のほとんどは「辛いのはお前だけじゃないんだ」と言いたいんだと思うんです。
HSPは発達障害や鬱と違って、病院で診断が出るものではないため「私HSPです」と自己診断するしかないんです。
なので、
- 胡散臭い
- 誰にでも当てはまるもの
みたいに言われてしまうことが多いんですよね…。
しかも5人に1人と割と多めです。
そのため、「HSPを理由に甘えている。HSPの特徴は誰にだってあるもの」と言う人がいたりします。
みんな結局のところ「自称HSP」なので、中には「ほんとに?」みたいな人もいるかもしれません。
しかし、名前がなく説明のできない状態を「HSP」という言葉で説明できたり、納得できたりすることで救われる人がたくさんいるのは事実です。
長年繊細過ぎて生きづらくて悩んできた人は「あ、私HSPだったんだ」と楽になる人もいるでしょう。
なので、「HSPは甘えだ」と言っている人のことは気にしなくて大丈夫です。(それを気にするのがHSPなのですが…笑)
恐らくリアルよりネット上でそのような発言をしている人の方が多いと思うので、見てしまった場合はそっとスルーしましょう。
HSPを言い訳にしたらダメなのか
何度も同じことを言って申し訳ないのですが、HSPは病気と違うため「私鬱病です」と「私HSPです」では意味合いも周囲の理解度も全然違います。
「HSPって何?」と思う人の方が圧倒的に多いはずです。
確かに周りに理解者がいると良いこともあります。
ですが、結局自分が傷つくことになる可能性や、理解してもらえないこともあるので注意が必要です。
HSPを言い訳にしてはダメな理由
実はこれ、HSP関係ないんですよね。
そもそも「言い訳」って一般的に良い意味では使われません。
基本的に「責任逃れ」をしたいときに「言い訳だ」と言われることが多いですよね。
極端な例を挙げると、例えば職場に妊婦さんがいたとして「つわりが酷いから私の仕事やっておいてよね」みたいに当然の顔で言われたら「は?」ってなってしまいます。
HSPも同じで、「私HSPだからしんどくて何もできません」とか「HSPだから~~~」みたいな言い方では相手も困惑してしまいますし、甘えているだけと捉えられてもおかしくありません。
とは言え、HSPさんは周りにどう思われるかを極度に気にする人が多いので、上記のような発言をする人はほとんどいないと思いますが(^^;)
もしどうしても辛い時や周りに理解してもらい時は「HSPで…」という言い方はしない方が良いかもしれません。
- 人より敏感で疲れやすい
- 体調がすぐれない
やはりまだ「HSP」自体があまり世間に認知されていませんし、胡散臭いと思っている人も多いので、相手に伝わりやすい言葉で説明することをおすすめします。
HSPだと言わない方が良いパターン
HSPの人で周りにカミングアウトしている人って実はあまりいません。
私も夫以外には話していませんし、今後も周りには話すことはないと思います。
なぜなら先ほどもお話した通り「HSPは甘え」だと思っている人や、よく思っていない人もいるからです。
家族や仲の良い友達でさえ理解してもらえないことも多いのです。
ですが、ネットで調べればHSP診断はたくさんでてきますので、身近な人には「この診断受けてみて~」といった具合でHSPという存在を知ってもらう手もあります!
そしたら自分がHSPであることを知ってもらうきっかけにもなりますので、お試しください^^
逃げ癖がある人に注意してもらいたいこと
逃げることは悪いことではありません。
HSPの人は転職を繰り返す人が多いので「逃げ癖がついてる」と周りに言われたり、自分自身がそう思っている人もたくさんいます。
私も同じ職場に長くいられない人で、数年すると転職をしてしまいます。
それは良いことではないと思ってきましたし、なんで自分は一箇所に長くいられないのだろうと悩んできました。
ですが、考えてみてください。
同じ職場で何十年もずっと働き続けることが偉いのでしょうか?
転職を繰り返すということは、一見すると悪いイメージですが、良く見れば新しい環境にチャレンジできる人とも捉えることができます。
転職が多くて悩んでいる人もいれば、実は転職する勇気がなくて悩んでいる人も多いんですよ。
とは言え、本当は長く勤めたいのに勤まらないと悩んでいる人にとってはどうにかしたい問題ですよね。
そこで逃げるときに注意してもらいたいことを挙げます。
- なぜ今の環境から逃げるのかをよく分析して考える
- 何が自分にとって良くないのかを見極める
- 良いことばかりに目を向けず嫌なことを避ける
- 絶対に譲れない点があるならそれを軸にしてぶれないようにする
- 長い目で考える
転職活動をしていると、ついつい好条件のところに目が行ってしまいがちです。
しかし良い条件ばかり見ていて、他を妥協してしまうと結局同じことを繰り返す羽目になる可能性が高いのです。
私も最近就職活動をしていまして、一社超好条件のところに応募したところ内定をいただけたのですが、どうしても自分の中で「これは絶対に嫌だ。無理だ。」ということが避けられないと知ったため、丁重にお断りいたしました。
ものすごく悩みましたし、こんな良い条件を蹴るなんてもう一生就職できないんじゃないかって思いましたが、多分入社しても結局長くは勤まらなかったと思います。
なので落ち込みましたが後悔はしていません。
逃げることは悪いことではないのですが、逃げるのだってものすごく体力・精神力を使いますし、できれば逃げたくありませんよね。
自分に合う環境は時間をかけて見つけていくものだと思います。
今の環境がとても合っている!という人はとても恵まれていますので、その環境を大事にしてください。
まとめ HSPは甘えじゃないし逃げても良い
HSPは甘えではありません。ですが、世の中にはHSPを良く思っていない人もいますので、HSPという単語を使用するには注意が必要です。
また「逃げ癖がついている」と言われたり自分がそう思っている人でも、次に活かしていくことで自分に合った環境に近付いていきます。
逃げ癖があると思っている人はこちらを意識してみてくださいね。
- 今の環境から逃げる理由を分析する
- 嫌なことを避けることを重要視する
- 絶対に譲れない点を軸にしてぶれないようにする
周りから「あたなたは逃げ癖がついてしまっている」なんて言われたら気にしてしまうし、落ち込んでしまうでしょう。
しかし自分の気持ちを優先し、自分の中では「逃げる=今より良いところに環境を変えるだけ」と思ってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。