自分に本当に合った仕事を見つけたい
この記事では、上記のような悩みに対し、
- HSPはエンジニアに向いていない?その理由は?
- エンジニアに向いているHSPもたくさんいる
- HSPが自分に本当に合った職を見つける方法!
についてお話します。
HSPの人が職業診断テストを受けると、その特性からエンジニアやプログラマーが向いてるという結果が出ませんか?
ですが現実は「HSP エンジニア 向いてない」と検索している人がたくさんいるのです。
HSPはエンジニア向いてるの?向いてないの?と分からなくなっている人のために、経験談を含めてお話していきますね。
HSPはエンジニアに向いていない?
結論からお話ししますと、正直なところ同じエンジニアでも「職場による」というのが答えになってしまいます。
…それだと元も子もないので、もう少し深堀していきますね。
※この記事でお話しするエンジニアは、開発系のITエンジニアを指しています。
HSPがエンジニアに向いていない理由
実はエンジニアのお仕事って、ものすごくコミュニケーション能力が求められます。
「1人で黙々と作業ができる」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
実際は、社内・プロジェクト内のチームメンバーとのコミュニケーションに加え(これが一番多い)、お客さんとのやり取りもたくさんしなければなりません。
HSPの人は、職場の人間関係で疲弊して「人と関わるのが少ない仕事に転職しよう」と考えている人が少なくありません。
きっとHSPの皆さんは一度は「人と関わらない 仕事」って検索したことがあるのではないですか?
そうすると必ずと言っていいほど、「システムエンジニア」「プログラマー」などが出てくるかと思います。
実際それで29歳から未経験でプログラマーの職に就いた私が思うことは、
「体感値的には、人と関わる仕事代表とも言える”飲食系”や”福祉系”の仕事をしていた時よりも、コミュニケーション力を求められている気がする」
です。
そんなバカな話があるか!と思われるかもしれませんが、これは私の職場が異常だった可能性もあります。(1日中仕事と関係のない雑談している人がたくさんいた職場だったので)
HSPがエンジニアになったら疲弊すること一覧
一般的にエンジニアの職に就くことで、どの会社でも起こりうることをまとめてみました。
- 質問しなければならないことがとても多い
- 人と比べられることが多い
- 期限が厳密に決まっているため常に追い詰められている
- 会議が多い
- 電話に出なければならない
HSPは空気を読みすぎてしまったり些細なことにも気付きやすいため、「分からないことを聞く」のが苦手な人が多いです。
「なんとなく機嫌悪そうだから今は話しかけない方が良いかな」
「さっき聞いたばっかりなのにまた聞いたら怒られるのではないか」
行動する前に色々と悪い予測を立ててしまい、なかなか進められないなんてことになると、エンジニアの場合仕事になりません。
特に未経験で入った場合はなおさらです。
もはや自分が何に分からなくて困っているかすら言語化することができず、
「すみません、もう何もかも分かりません…」
と言うしかないなんてこともあります。(体験談)
未経験でプログラミングを習得するにはものすごく時間がかかるのですが、それは個人差が大きいため、そうするとHSPは周りと比較してしまう人が多いです。
あと、これは個人的なことですが、「電話に出る」という業務が本当に苦痛でした。
勝手なイメージでエンジニアはそんなに電話に出なくてもいい職だと思い込んでいたのですが、あり得ないほどかかってきます。
私が勤めていた会社は営業や事務員が居ない中小企業でしたので、全てエンジニアが電話対応しなければならず、「いつ電話がかかってくるか・・・」と考えると、他の業務が全くはかどらないという状態でした。
エンジニアに向いているHSPもたくさんいる
先ほどお話した内容は「会社勤め」の場合です。
今はフリーランスエンジニアがどんどん増えている時代ですが、フリーランスエンジニアの方がHSPで向いている人はたくさんいると思います。
家にいながら仕事ができるため、人の目や雑音が気になりません。
無駄な雑談にも疲弊することなく、自分のペースで仕事を進められるので、フリーランスエンジニアならHSPにとって適職と言えるのではないでしょうか。
フリーランスエンジニアに向いているHSP
- ある程度エンジニアとしてのスキルを身に付けている人
- プログラミングが楽しいと思える人
- 必要最低限のコミュニケーションができる人
未経験でいきなりフリーランスエンジニアとして仕事が取れるかと言われると、正直それは厳しいです。
なぜなら、プログラミングは全くの初心者が「さぁ!やってみよう!」と思って1~2か月で理解できるものではないからです。
エンジニアとして実務経験はないけれど、
- 情報系の学校出身でそれなりに知識がある
- 独学でプログラミングを学んできた
という方は、未経験でもフリーランスエンジニアになれる可能性はあります。
完全未経験者がフリーランスエンジニアになる方法
実はプログラミングは独学で始めても9割の人が挫折をしてしまうというデータもあるくらい、続けることが難しいものでもあります。
どうしても未経験だけどフリーランスエンジニアになりたい!と言う人は、プログラミングスクールに通うのも一つの手段です。
HSPの人はスクールに通うことに抵抗がある人もいるかもしれません。
そんな場合は、オンライン完結スクールがおすすめです。
ちなみにもっとおすすめな方法は、研修制度が整っているエンジニア未経験可の会社に就職することです。
そうすると、お給料をもらいながらプログラミングスクールに通うことができますよ。(もちろんスクール代は会社持ちです。)
その会社である程度スキルを身に付けたら、独立しちゃいましょう。
(HSPの人は「そこまで良くしてもらった会社に対して申し訳ない」なんて考えてしまうかもしれませんが、全く問題ありません。1~2年で辞めてく人だらけですよ!)
HSPが自分に本当に合った職を見つける方法!
HSPが自分に合った職を見つけるのはなかなか難しいと思っていますよね。
HSPさんの中には、短期離職を繰り返している人もいると思いますので、無理もありません。
そこで、自分に本当に合った仕事を選ぶ方法ご紹介します。
まずは仕事において自分がやりたいことやできることを洗い出します。
自己分析してみる
よく、キャリアについて自己分析をするときは「Will・Can・Must」という手法が用いられています。
- Will:自分がやりたいこと/希望
- Can:自分ができること/得意なこと
- Must:社会から求められていること
今回は、WillとCanが重なる部分を考えていきたいと思います。
(Mustまで考える必要はないのかなと思いますので省きます)
参考までに、私が考えてみたWillとCanをお見せしますね。
WillとCanが重なる部分で私に合った職を考えてみます。
- 家にいながら働く・Web系の仕事で稼ぐ/ライティング
⇒Webライター・ブロガー - 家にいながら働く・Web系の仕事で稼ぐ/プログラミング
⇒フリーランスエンジニア・Webデザイナー - 運動する/保育士
⇒保育士として働く
3つほど仕事を挙げることができました。
ですが、これだけでは不完全です。
HSPにとって、大切なことは「やりたくないことをしない」ことです。
「これだけは絶対にやりたくない!」ということも洗い出しましょう。
やりたくない・できないことも明確に
「やりたくないこと」や「これは無理」というものを明確にすることは、もしかしたら「やりたいこと」を洗い出すよりも大切かもしれません。
仕事を選ぶときは、その仕事がやりたくないことに当てはまっていないかどうかも考えてみましょう。
やりたいことができない辛さより、やりたくないことを続ける方が圧倒的にしんどいからです。
こちらも参考までに私のやりたくないこと&無理なことを例に挙げてみますね。
- 電話に出る
- 大勢の人の前で話す
- 長時間の会議
- 威圧的な人がいる職場
「威圧的な人がいる職場」は働いてみないと分からないことが多いですよね。
となると、やっぱり私に向いているのは「自宅でパソコンを使ってできる仕事」になるので、
- Webライター
- ブロガー
- フリーランスエンジニア
- Webデザイナー
のどれかということになります。
みなさんもぜひ、紙に書き出してみて自分に合った仕事を見つけてみてください。
思考を整理するだけで、意外な発見があったりするものですよ。
書き出すのがめんどくさいという方や、まだ適職診断などを受けたことがないという方は、一度転職エージェントなどが行っているWeb診断を受けてみて自分の適性や強みを知るのも良いかと思います。
まとめ HSPでエンジニアになりたいならフリーランスになろう
HSPだからといって必ずしもエンジニアに向いていないというわけではありません。
ただ、会社勤めのエンジニアはHSPが疲弊してしまう要素がたっぷりあるため、おすすめはフリーランスエンジニアになることです。
実務経験がある人や、独学でもプログラミングの知識がある人は、自宅で自由に働くことができるフリーランスエンジニアを目指しましょう。
私も今の職場を退職したら、Webデザイナーを目指してみようと思っています。
その時は、またブログで報告させていただきますね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。