きっとこのブログに辿り着いてくれた人のほとんどが、現在保育士として働いていて、
「あれ…自分保育士向いてないかも。HSPだからなのかな?」
と思っている人なのではないでしょうか。
それか、HSPだけどこれから保育士として働こうと思っている人とかでしょうか。
最初に謝ります。
すみません、私は強度のHSP保育士ですが、保育士の資格を保有しているだけの潜在保育士です。
保育園で働いたことありません。実務経験なしです…!
そして今後も保育園で働くことは一生ないと思います。笑
保育園は、正社員として働いたらほぼ間違いなく担任持つことになりますよね。
担任として何十人もの子どもを見れる自信がありませんでした。
想像しただけでプレッシャーで瀕死状態になるレベルだったのと、保護者との関りがめんどくさそうだったので、最初から保育園で働くという選択肢はありませんでした。
(あと、仕事量と給料が見合ってないのが許せん。笑)
・・・・・。確かにそうかもしれません。
ですが、保育士の資格取ったけど保育士として働けていない私のような人っていると思うんです。きっといるはず…
ちなみに保育士として働かずに何をしたかというと、エンジニアです。
意味不明ですよね。
この記事では下記についてお話します。
- HSPは保育士に向いていない?
- HSPが保育士として働く最適な方法!保育園以外で資格を活かすこともできる
- 保育士が向いていないと思ったときに考えてみてほしいこと
HSPは保育士に向いていないのか
HSPで保育士をしている人たちの多くが「私向いていない気がする」と思っているかもしれません。
そう思うのも無理ありません。保育士って激務ですからね…。
HSP気質の観点から見た場合
しかし、必ずしもHSPだからといって保育士に向いていないわけではありません。
HSPの特性を思い出してみてください。
HSPの特性
- 人の気持ちに敏感
- 空気を深く読む能力がある
- 共感しやすく相手に合わせることが得意
- 五感が鋭く音や臭い気温などにも敏感
これらの特徴は、保育士として働くうえで非常に役立ちます。
相手の求めていることを察する能力があるため、子どもやその保護者に寄り添える素敵な保育士さんがHSPの人には多いのです。
ですが、HSPの特徴は良くも悪くも働くのです。
先ほど挙げたHSPの特徴というのは裏を返せば、このような側面もあります。
- 空気を読みすぎてしまい保育士同士の人間関係に疲れてしまう
- 子どもや親の気持ちに寄り添える分、必要以上に疲れてしまう
子を持つ親というのは、子どもことでいつも悩んでいたりするので、その気持ちが理解できるHSP保育士さんは保護者から見てもありがたい存在だったりします。
しかし、HSPの人は「助けてあげたい」「気持ちに応えたい」という思いでいっぱいいっぱいになってしまい、プレッシャーに押し潰されてしまうことも。
保育園という環境の観点から見た場合
一番問題なのは、保育園という環境かもしれません。
いくらHSPの気質が保育士の業務に適していたとしても、職場環境が合っていなければ続けることは難しいですよね。
- 労働時間が長い
- 女性が多い職場環境
- 子ども・保護者・一緒に働く仲間と関わる人間が多い
- 労働時間が長く責任も重いのに給料は安い
- 社会的地位がなぜか低い
普通にきついですね。
これ、HSPとか関係なしに誰が就いてもきついですね…。
保育園で働く保育士さんは、本当に激務です。
朝から晩まで責任の重い仕事をしながら、女性だらけの職場で気を遣いまくり、子どもだけでなく保護者とも良好な関係を気付きながら疲れ果て、一般的な給与以下しかもらえず、そのうえ社会的な地位も低いんですよ。
ただでさえ疲れやすく自己肯定感の低いHSPにとってこんな過酷な職場環境は向いているとは思えません。
HSPが保育士として働く最適な方法
なにも保育士の資格があるからって、保育園で働かなければならない決まりはありません。
【保育士の資格があることで就ける職】
福祉施設
- 児童養護施設
- 乳児院
- 発達支援センター
- 母子支援施設
- 放課後等デイサービス
企業内保育施設
病院内保育施設
ベビーシッター
学童
病児保育施設
実は私は最初、乳児院または発達支援センターで働きたいと思っていて、それで26歳の時に通信制の短期大学で保育士の資格を取得しました。
(結局全く別の職に就きましたが…)
どうしても保育園で働きたいから、転職して環境の良い保育園を探すという手もありますが、個人的には保育園以外の場所で保育士の資格を活かす働き方がおすすめです。
なぜなら、
- 激務じゃない
- 保護者との関りも良好
- 一緒に働く人との人間関係も良好
という保育園を探すのはかなり難しいのでは…と思ってしまいます。
それか、保育士専用の転職サービスを利用するのも良いかもしれないですね。
普通の保育士専用求人サイトでも良いですが、保育園以外の求人が豊富なエージェントを選ぶのがおすすめです。
保育士向いていないなと思ったときに考えてみてほしいこと
どうしても辛くて続けられないと思ったら、思い切って辞めてしまうのもアリです。
無責任に聞こえるかもしれませんが、いったん休んでみると色々なことが分かるかもしれません。
- この先も今の保育園で働きたいのか
- 新しい園に転職したいのか
- 保育園以外で保育士の資格を活かしたいのか
- 全く別の仕事がしたいのか
HSPさんって、人の気持ちを察する能力がありますので、意外と人と関わる仕事に向いている人が多いんですよね。
「HSPだから人と関われない」「関わりたくない」と思っている人いると思いますが、HSPだからこそ人の気持ちに寄り添ったりできるんです。
自分を全否定して自信を無くしてしまうのはもったいないですので、ゆっくりできる時間を作って、自分は本当は何がしたいかを考えてみるのが良いですね。
ちなみにですが…
冒頭でお話した通り、私は保育園で働くことが困難だと思ったので、保育士として働くのをやめて、エンジニアになりましたが、実はこの仕事ももうじき辞めます。
メンタルを病んだため現在休職中なのですが、それゆえゆっくり考える時間があり、色々と試行錯誤して考えた結果が、
ベビーシッターやってみようかな
です。保育士の資格取って良かったなと5年前の自分を褒めてあげたいです。笑
実務経験なしの保育士がベビーシッターとして働くことができるのか、時々このブログでも状況報告していきますね。
まとめ
HSPであっても保育士として働くことはできます。
ただし、HSPの気質からどうしても保育園という環境が合わない人が多いのも事実です。
自分に合った職場環境を見つけてHSPの能力を発揮していきたいですね。
今回は「HSPは保育士に向いてない?」について詳しくお話させていただきました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!